【開催レポート】ナカマチ歴史さんぽ 歩いて学ぶ 大津城と大津百町——見えてきた“大津学”の地層

2024年11月24日、ナカマチスタジオで「大津城と大津百町」に関する勉強会を開催しました。
講師は京都府立大学歴史学科の山崎さん。長等小→打出中→膳所高校へと進み、膳所高校では全国高校生歴史フォーラムで佳作を受賞。現在でも大津城の研究・調査を続けておられます。
この大学生とは思えない豊富な知識と地元への深い関心で、参加者をぐいぐい引き込む講義とまち歩きを行っていただきました。
■ まずは講義からスタート
当日は予想をはるかに超える申込みがあり、定員オーバーのため早々に受付を締め切るほどの人気ぶりに。
講義では、大津城の成立や大津百町の町割り、城下町の発展、その背景にある政治や経済の動きまで、立体的に語っていただきました。
参加者からは
「これは歴史の勉強じゃなくて“大津学”ですね!」
「こんなふうにまちの成り立ちを聞けるとは思わなかった」
「大津の見え方が今日で変わった」
といった声が次々に。
知識が“情報”ではなく“大津の風景そのもの”と結びつく感覚があり、会場全体が静かにワクワクしていくような時間でした。
■ いざ、百町の現地へ

講義のあとは、実際にまちなかへ。歩きながらの現地解説が始まると、さらに理解が深まっていきました。
「このあたりに大津城の堀があったのか…」
「大津城の築城って、単に城を建てるだけじゃなく、西浦と東浦を統合して“新しい都市”をつくる巨大プロジェクトだったのか」
普段歩いている大津の道が、まるで違う時代の風景と重なり始めます。ある参加者は
「初めて“まちの奥行き”を感じた」「説明を聞いていると、風景の層がめくれていくよう」
と感想を話されていました。
山崎さんの言葉によって、まちが少しずつ「立ち上がっていく」。そんな瞬間に立ち会えた時間でした。

■ 若い研究者のまなざし
山崎さんは、とにかく参加者一人ひとりに丁寧。
人数よりも「関心を持ってくれた人に全力で伝えたい」という姿勢が常に伝わってきます。
その真っすぐさ、地元への愛情、そして資料にも現地にも深く向き合う姿勢に触れ、「こういう若い研究者が地域を変えていくんだ」と多くの方が話されていました。
こうした若い力を地域が応援し、知の循環をまちの力に変えていくことの大切さを、あらためて実感する一日となりました。

■ 次回に向けて
今回は定員オーバーで参加できなかった方が多く、「次こそは参加したい」「もっと聞きたい」という声を多数いただいています。
ご安心ください。
また山崎さん……いや、“先生” と一緒に次の企画を準備します。
決まり次第、ラーニングアクションナカマチのサイトでもお知らせしますので、お楽しみに!
おまけ



